夢と現実

2005年1月10日
夢を見た。

あたしと、彼と、友達何人かで
テーマパークにいて

ごはんを食べようとしても
勝手がわからず
なかなか注文できない

とても広いそのパークで
彼ははぐれてしまって
ちょっと怒ってるのがわかる
携帯でのやりとり

雨も降ってきて
寒くて

帰りの電車も
時間が微妙で
踏んだり蹴ったり

は、っと気がつくと
あたしの部屋
黄色いカーテンから朝の光

布団がひいてあって
彼がいた

眼鏡を外して
あたしのベットに置く

その時にはもう
夢の中ながら
昨日までの現実がわかっていて

あたしは、彼の眼鏡を
そっと、彼の枕元に置く

「スキーに行こうか。」
彼が寝転んだまま言う
「二月辺りに。」

「忙しいから、だめだよー。
 お金も、ないし」

前日、雨のテーマパークで
風邪をひいたらしく、熱っぽい
そんなあたしの声は
なんだか小さくフェイドアウトしていく

そのままの時間の流れで
今度は駅にいる
着替えて、出てきたみたいだけど
ここは地元の駅

友達も何人かいて
あたしは、切符を買おうと
路線図に、錦糸町の文字を探す

それなのに
どうしても見つからない

時間は迫る
いや
もう遅刻している
“四時に錦糸町”
それなのに
もう四時二十分

携帯が鳴ってる

そんなあたしの頭をくしゃってして
彼が錦糸町の位置を教えてくれる

ほら。って。

あたしは急いで切符を買って
友達と一緒にホームへ急ぐ

彼女の乗る電車は別で
そっちが先にきたから見送って

目の前に黄色い光
朝の光
あたしの部屋のカーテン

今度は
彼は
いなかった

現実で
あたしはこれから錦糸町へ急ぐ
待ち合わせは四時
今度は
遅れないように

錦糸町がどこにあるか
そんなのわかってる



・・・・・
昨日は眠る前に何も考えたくなくて
お酒を飲んで
なんとか五分以内には眠った

彼が死ぬ夢は見たくなかった

考えないで眠った分
夢で見てしまったけど
それでも、これくらいなら
何も怖くない

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