ばかっぷる

昼過ぎの山手線
運良く座れたあたしは
あったかい日差しと、心地よい揺れで、うつらうつら

と。そのとき。
隣に、女の子が座り、
彼女の前に、男の子が立ちました。
かっぷるですね。

あたしは、公共の場でいちゃいちゃする方々に対して
あんまり抵抗がありません
手を繋いだり、寄りかかる程度なら、微笑ましいと思うくらいです。

ところが。彼らは違った。
彼女は、立っている彼氏のおなかの下あたりを、
やたらと触る。
彼氏「やめろよ〜んそこは痛いんだから（はーと）」
彼女「え〜。そこって、どこぉ〜？」

思わず俯くあたし。

彼氏「・・・（周りを見回し、あたしをちらっと見てから、小声で）　ちんこっ（はーと）」
彼女「やだ〜〜〜何言うの〜〜〜
　　　もう、やだーーー」
彼氏「えーーーーーだって言って欲しかったんでしょ〜〜？
　　　言わせたかったんでしょーーー！？
　　　ああ、ごめんごめん。
　　　ごめんよぉ。怒らないでよぉ〜〜〜。
　　　よしよし（はーと）
　　　もう言わないっ（はーと）」

寝たふりをするあたし。

彼女「池袋にするの〜〜？」
彼氏「んー。新宿でもいいんだけど〜〜。
　　　○○ちゃん、我慢できるぅ〜〜？
　　　新宿まで、我慢できるのぉ〜〜？」　
彼女「えーー。あと11分？
　　　どうしよう〜〜〜〜〜」

あたしが我慢できませんわ。

途中の駅で降りるふりして、車両移動。
あたしが座ってた席に、彼氏が座るのを横目で見ながら。
あのあたりにいた方々、彼らが座って、余計にエスカレートしたら、ごめんね。
でも、もう、
耐えられるかヴォケーーーーーーーー！！

あのね。男の子がアホで下ネタな場合、まだ我慢できた気もするけど。あれは明らかに、女の子がリード？してたね。

初めて、ばかっぷるは迷惑だと。思いました。