おとこのかいわ

午後の山の手パート2
今度は、隣には男の子二人組み
イマドキなかんじの。大学生。

どうやら、男の子Aが、中学の同級生の女の子と再会し、
好意を持っているらしい。

A「頭なでたりとかしてさ。いい感じだったから、こりゃチューできるなと思ったわけよ。で、こっち向いたらしようとか思ってたらさー」
B「ふんふん」
A「そしたら永遠にこっち向かないわけよ(笑）で、どうしたの？とか言ったら、『そういうのは、・・・』って。」
B「あー。タイプが違ったわけね。そう簡単にやれるタイプじゃなかったわけだ」
A「そうそうタイプ違い。タイプが違うからさ。俺もやり方間違えたね。」
B「やり方がね。惜しいね。残念！！（笑）」
A「（笑）」

デートに行った時の話みたいですねー
そうか。タイプによって、やり方が違うのか。
そりゃ、そうですよねー。

A「でさ。高校とか違ったし、何が好きとかわかんないわけ。」
B「あー。未知の領域なわけね」
A「そうそう。それがオモシロイんだけどね。
　どうしよっかなー。無難にドライブかなー。
B「あー無難だねー。」

未知がオモシロイと言った割には
次の誘いは無難なドライブに決定。

A「しかし金かかるね。」
B「そりゃそうだよーー割り勘とかカッコわりーし。
　俺はさ、元カノは高校の時からの付き合いだったから、
　最初から割り勘だったけどさ。今からはねー。
　一万はパァだね（笑）」
A「パァだね（笑）」
B「何、金ないの？」
A「いや、俺サークル入ってないし、友達いねーからさー。大学に。いや、いるけど、遊んだりはしないからさ」
B「あー遊んだりしないねー」
A「でバイト行くんだけどさ。最高16万とか。学生トップクラスだね。フリーターにはさすがに負けるけどさ」
B「すげー。あ、土日？だよなー一日で1万越えとか？
　あ、じゃあ、1万パァとか全然いけるじゃん（笑）」
A「まぁなーー（笑）」

B「あーでも、ムダ使いはアレだよなー。
　イカンよな。最初っから頑張っちゃうと後でキツイしねー。
　しかも釣れなかったらマジ無駄だもんなー。無駄ムダ」
A「だよなー。やっぱやめとこっかなー。ちょっと大人しくしてっかな（笑）」
B「（笑）」

おとこのほんね。

ですよね。一万パァはキツイですよね。
男の子も、こんくらい計算して、お財布と勝率と相談して
いろいろ考えているんですね。

しかし、無駄　とは。
釣れなきゃ無駄　とは。

それでも無駄と思われないような女になりたいものです。