特等席

2005年6月17日 日常
今日のお昼の山手線には
特等席がありました。

電車のすみっこの、ベビーカーの前の席。

おかぁさんは、お友達とのおしゃべりに夢中。
ベビーカーの上では、
ちいさなちいさな女の子が、
キョロキョロしておりました。

運良く特等席にすわってしまえば
彼女とアイコンタクトが図れるのです。

そこに座ると
無駄に足を開いて近所迷惑なヤンキー兄さんも
赤ちゃんの真似をして首をかしげてみたり

見るからにお疲れなサラリーマンのおじさんも
おどけて舌をぺろんと出してみたり

彼らと真向かいに座っていたアタシは
彼女の横顔と、彼らを見比べていて。

ふと、彼らと目が合ってしまって
気まずそうに顔を赤らめる彼らを 見てないふりして
ちょっとほんわかしつつ、電車を降りたのでした。

赤ちゃんバンザイ。

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